FC2ブログ

『サンデーTAXレスキュー』 税金相談

難しい税金をやさしく解説!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

損害賠償金と税金

「交通事故で死亡した娘の慰謝料が加害者側の保険会社から8,000万円支払われた。
税金なんか払わなくていいよね?」と被害者の娘さんのお父さんから電話相談を受けました。

「交通事故の損害保険金に税金は掛かりません、安心して下さい。」と回答して電話を切りました。

念のためと思い、法律の条文を検索してみると…

所得税法には「損害賠償金」の非課税規定がありました。
<所得税法第9条第1項>
次に掲げる所得については、所得税を課さない。
<第16号>
(略)…損害賠償金で、心身に加えられた損害又は突発的な事故により資産に加えられた損害に基因して取得するもの…(略)

ところが、相続税法には「損害賠償金」の非課税規定が無いのです。

受取った賠償金は8,000万円だから基礎控除7,000万円(遺族は父母のみ)を超えている。
賠償金には相続税が掛かってしまうの?

いえいえ、大丈夫。相続税は掛かりません。

国税庁が昭和57年5月17日付で発遣した次の規定がありました。
<直資2-178>
Ⅰ.被害者の生命侵害に基づく損害賠償金
交通事故等の不法行為による生命侵害があった場合において、その生命侵害に基づく損害賠償請求権は遺族およびその被害者(被相続人)自身について生じると解されていますが、相続税法上は、これらを区別することなくすべて遺族固有の請求権に基づくものとして相続税の課税価格に算入しないことにします。
Ⅱ.被害者の財産的損害に対する損害賠償金
被害者の財産的損害に対する損害賠償金については、通常の金銭債権と同様にその損害賠償請求権が相続されますから相続税の課税対象にします。


「交通事故の損害保険金に税金は掛かりません、安心して下さい。」
回答結果は正解だったけど、もっと慎重に返事すべきことを痛感しました。

それにしても…この相続税の規定って法律じゃないんだよね。
こんな状態でいいんだろうか…『租税法律主義』を確立しないとね。









スポンサーサイト


  1. 2008/11/05(水) 00:38:17|
  2. 税金|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

ナイシトール | ホーム | アルコール、飲むほどに脳が縮小

コメント

保険金と損害賠償金

> > 通常、所得税法9条1項16号には、死亡による損賠金は含まれないと解されていると思います。所得税法施行令30条1号・所基通9-20(注)参照

⇒所法9①十六(所令30一)は、「傷害保険金」の非課税規定なんですね。
「死亡保険金」は保険料負担者と保険金受取人が同一だと所得税が課税されますよね。
ところで、このブログの事例は保険契約に基づく保険金ではなく、損害賠償金です。
所法9①十六(所令30一)に書かれているもう一つの非課税規定「損害賠償金」です。
「損害賠償金」なら傷害に基因しても死亡に基因しても非課税ですよね。
  1. 2009/12/11(金) 16:23:27 |
  2. URL |
  3. 室之園会計事務所 #- |
  4. 編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2009/12/05(土) 17:35:29 |
  2. |
  3. # |
  4. 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://muronosono.blog50.fc2.com/tb.php/20-251cdbae

| ホーム |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。