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『サンデーTAXレスキュー』 税金相談

難しい税金をやさしく解説!

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損害賠償金と税金

「交通事故で死亡した娘の慰謝料が加害者側の保険会社から8,000万円支払われた。
税金なんか払わなくていいよね?」と被害者の娘さんのお父さんから電話相談を受けました。

「交通事故の損害保険金に税金は掛かりません、安心して下さい。」と回答して電話を切りました。

念のためと思い、法律の条文を検索してみると…

所得税法には「損害賠償金」の非課税規定がありました。
<所得税法第9条第1項>
次に掲げる所得については、所得税を課さない。
<第16号>
(略)…損害賠償金で、心身に加えられた損害又は突発的な事故により資産に加えられた損害に基因して取得するもの…(略)

ところが、相続税法には「損害賠償金」の非課税規定が無いのです。

受取った賠償金は8,000万円だから基礎控除7,000万円(遺族は父母のみ)を超えている。
賠償金には相続税が掛かってしまうの?

いえいえ、大丈夫。相続税は掛かりません。

国税庁が昭和57年5月17日付で発遣した次の規定がありました。
<直資2-178>
Ⅰ.被害者の生命侵害に基づく損害賠償金
交通事故等の不法行為による生命侵害があった場合において、その生命侵害に基づく損害賠償請求権は遺族およびその被害者(被相続人)自身について生じると解されていますが、相続税法上は、これらを区別することなくすべて遺族固有の請求権に基づくものとして相続税の課税価格に算入しないことにします。
Ⅱ.被害者の財産的損害に対する損害賠償金
被害者の財産的損害に対する損害賠償金については、通常の金銭債権と同様にその損害賠償請求権が相続されますから相続税の課税対象にします。


「交通事故の損害保険金に税金は掛かりません、安心して下さい。」
回答結果は正解だったけど、もっと慎重に返事すべきことを痛感しました。

それにしても…この相続税の規定って法律じゃないんだよね。
こんな状態でいいんだろうか…『租税法律主義』を確立しないとね。











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  1. 2008/11/05(水) 00:38:17|
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